今日は、この冬一番の冷え込みでした。
近所に住む60代の女性とは、出勤時によく挨拶を交わします。
毎朝、外を掃除していますが、今朝もこの寒さの中、くつ下にサンダル、
スカート姿で手袋もせず掃除をしていたので、「寒くないですか?」と、声をかけたら
「寒くないですよ」と答えてくれ ました。
このことから、「冷え症」が50代からだんだん「治った?」と、言う方が少なく無い事を思い出しました。
中医学の観点から見ると、冷え症が治ったケースでは、少なくとも二つあります。
一つは本当に元気になり、冷え症が治ったことです。
もう一つは病理状態の反映で、加齢によって陰の気が少なくなり、陽の気があまり、体はぽかぽかになるということです。
この場合は「治った」訳ではなく、残念ながら老化の印とかんがえられます。
中医学の分析の基本は、一つの現象に対して一つの結論ではなく、
いつも陰と陽の両面から分析することです。
中医学を勉強して健康を守りましょうね。