冬になると「瘀血」による病証の発症が多くなります。瘀血による病気は多く、
例えば、心筋梗塞、狭心症、ガンの他に、皮膚乾燥、腰・お腹の痛み・月経不順などがあります。
近年、血栓の予防に水分の摂取を推奨されています。理由の一つに水を摂取することで
血液の濃度を下げることが挙げられます。
しかし、飲んだ水によって本当に血液の濃度を下げることができるのでしょうか?
中医学では、「元気」がなければ飲んだ水を利用することができないと考えています。
水を飲んで瘀血を予防するのは、元気の弱くない体質に合うかもしれませんが、
元気不足の場合に水を飲みすぎると、上手に利用されなかった水は「痰湿」の発生原因の一つになります。そして痰湿は瘀血を誘発する原因の一つです。元気不足の方が水を多く飲むとかえって瘀血を起こすことになります。
中医学では、元気の状態をまずチェックして、瘀血の原因を判断してから治療を行います。
是非、自分の体質を正確に把握してから、瘀血の予防を行って下さい。
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